【Node.js】TypeScriptをJavaScriptにコンパイルする

TypeScriptコンパイラである「tsc」を使用して、TypeScriptをJavaScriptにコンパイルします。

手順

以下のコマンドを実行して、必要なパッケージをインストールする。

npm install -D typescript

プロジェクトのルートディレクトリで以下のコマンドを実行して、
Typescriptプロジェクトを初期化する。

npx tsc --init

プロジェクトのルートディレクトリにtsconfig.jsonというファイルが作成される。

tsconfig.jsonを以下のように編集する。

{
  "compilerOptions": {
    "target": "es2022",
    "module": "commonjs",
    "rootDir": "./src",
    "outDir": "./dist",
    "esModuleInterop": true,
    "forceConsistentCasingInFileNames": true,
    "strict": true,
    "skipLibCheck": true
  },
  "include": [
    "./src/**/*"
  ]
}

プロジェクトのルートディレクトリに「src」というディレクトリを作成し、
コンパイル対象のTypeScriptファイルを配置する。

以下のコマンドを実行すると、プロジェクトのルートディレクトリに
「dist」というディレクトリが作成され、その中にJavaScriptファイルが出力される。

npx tsc

出力されたJavaScriptは以下のようなコマンドで実行できる。

node ./dist/app.js

補足

–noEmitオプションを用いることで、
コンパイル時にファイルを出力せずに型チェックのみを行うことができます。

npx tsc --noEmit

おまけ

package.jsonを以下のように編集して「build」スクリプトを設定することで、
スクリプトの内容を「npm run build」というコマンドで実行できるようになって便利です。

{
  ...
  "scripts": {
    "build": "tsc"
  },
  ...
}

参考

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